窓絵の陶箱
碧木莉歩

クラシック、ジャズ、中南米音楽などの影響を受けながら、これからのネオクラシカルのあり方を模索するピアニスト、碧木莉歩(あおき りほ)。今作は2026年8月の、“夏の4連続シングル配信”のラストを飾る、第4弾『窓絵の陶箱』。本作で碧木が描いたのは、秋の終わり、葉を落とした少し寂しげな木立から、多くの鳥が飛び立っていく情景。心地よく漂うピアノの残響は、やがて訪れる冬の気配を表現している。ジャケットを手がけたのは、これまでの3作品と同じく佐賀・有田焼の若き陶芸作家・辻拓眞。作品名にある「陶箱」は「陶筥(とうばこ)」とも書き、陶器に枠を設けて絵を描く「窓絵」は、古伊万里や古九谷にも見られる伝統的な意匠である。二度と戻らない季節を、愛おしく名残惜しむ優しい音色が響き渡る。碧木莉歩はこの曲を起点に、ネオクラシカルの世界へ本格的に踏み込んでいく。

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