思い出は往々にして解像度の悪くなっていくもの。その中で「いらないもの」として抜け落ちてしまった情報たちを大事に抱きしめるように回顧し、拾い上げ構築したノイジーなサウンドと、その美しさを表現した6分半に渡る、胸を締め付けるバラード。流行り廃りの遠心力に振り落とされてしまったものたちを、やさしく受け止めるための一曲。