秋が近づく頃、風見琉佳はランドリーカフェ・L&L café spaceの前で、ある男性と出会う。 その男性は月城葦夜と月城 茅の父親・月城蓉市だった。
長年海外で暮らしている蓉市の突然の来訪に振り回される葦夜と茅。 しかし蓉市の目的はL&Lメンバーの空閑 巴にあるようで……?
幼少期の誘拐事件と、その真相に向き合い続けてきた茅が迎えた大きな岐路。 さらに琉佳、葦夜、そして巴が抱える過去の真実が、遂に明らかになっていき――
止まっていた時計の歯車が、ようやく回り始める。