ペルーは、その歴史的、地形的特徴から、ヨーロッパ、アフリカ、そして先住民であるインディヘナの文化が複雑に混じり合い独自の文化を形成しています。特に首都リマは太平洋に港を持ち、物流の観点から１８２４年までペルー副王領の首都でもありました。そのため南米植民地化政策の拠点として大いに栄えアフリカ人が多く流入した為、アフロ色の強い混血音楽が生まれたのです。このヨーロッパ的優雅さとアフリカ的躍動感を併せ持つヨーロッパ、アフリカ、アンデスな様々な人種的、文化的背景を持つリマの庶民が楽しみながら演奏し伝えてきた音楽、ムシカ・クリオーヤの繊細で力強い音楽を収録しました。